アコムのおまとめローンの特徴を解説
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アコムは「おまとめローン」という名前のサービスはありません。
ですが、「貸金業法に基づく借り換え専用ローン」というサービスがおまとめローンとして利用できます。
ここでは「アコムのおまとめローン」=「貸金業法に基づく借り換え専用ローン」として話を進めますね。
メリットは「返済代行」
アコムのおまとめローンのメリットは大きく分けて2つあります。
それぞれを解説します。
審査通過率が良い
アコムは「審査通過率」という数字が45.92%となっています。
審査通過率というのは、その名の通り「申込みした方に対して、どれだけの方が審査に通ったか」を示す数字で、アコムのIR情報によると、2017年3月~2018年3月の通常カードローンの審査通過率は平均45.92%です。
消費者金融の審査通過率
会社名 | 2017年 | 2018年 | 平均 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
3月 | 6月 | 9月 | 12月 | 3月 | ||
アコム | 46.8 | 46.6 | 46 | 45.4 | 44.8 | 45.92 |
アイフル | 43.5 | 42.9 | 47.3 | 47.3 | 46.5 | 45.5 |
プロミス | 42.4 | 44.8 | 46.4 | 44.8 | 45.6 | 44.8 |
※数字は各消費者金融のHPで掲載されている情報から算出
アコム:http://pdf.irpocket.com/C8572/y7if/soHq/wSdH.pdf
プロミス:http://www.smbc-cf.com/pdf/md2018_j.pdf
アイフル:https://www.ir-aiful.com/data/current/MD201803.pdf
アコムは理念として、「銀行で融資を受けられない方の力になる」という考えを持っています。
もちろん申込む方の返済能力はきちんと判断しているため通らないこともありますが、、、おまとめローンでも同じ傾向はあると思います。
アコムがほかの金融機関に代行で返済してくれる
アコムでおまとめローンを利用することが決まると、ほかの金融機関への返済をアコムが代理で行なってくれます。他社の借入れをゼロにしてくれて、すっきりとアコムにまとめることができます。
複数の借入れ先に自分で完済するのは意外と手間です。そのため、アコムに任せられるのはメリットといえます。
デメリットは「金利」と「限度額」
アコムのおまとめローンにはデメリットもあります。
メリットとデメリット両方を踏まえて検討してほしいと思います。
デメリットは2つです。
- 金利が高め
- 限度額が300万円と低め
金利が高め(7.7~18.0%)
アコムに限らずおまとめローンは「借入額が大きくなることで金利を下げることができる」というメリットがあります。
アコムのおまとめローンの金利は7.7~18.0%で、おまとめローンとしては高めの数字です。まとめる金額によっては、あまり金利が下がらない可能性があります。
サービス名 | 金利(中間値) | 限度額 | |
---|---|---|---|
プロミス | おまとめローン | 4.5~17.8%(12.05%) | 300万円 |
アコム | 借換え専用ローン | 7.7~18.0%(12.85%) | 300万円 |
ノーローン | おまとめローン | 12.0~18.0%(15.0%) | 400万円 |
アイフル | おまとめMAX | 12.0~15.0%(13.5%) | 500万円 |
東京スター銀行 | おまとめローン | 5.8~14.8%(10.3%) | 300万円 |
上の表はおまとめローンを展開している主な金融機関です。東京スター銀行は銀行系なので、やはり金利は低めです。アコムはこれに比べると高めですが、消費者金融の中で比べるとプロミスに次いで低いです。
例として、トータルで100万円ほどの借入額だと、あまり金利が下がらない可能性があります。アコムに一本化できて手間が省けるメリットを重視するなら検討するのも良いと思います。
限度額が300万円と低め
アコムのおまとめローンの限度額は300万円と、ほかのおまとめローンのサービスと比べると低めの金額です。ですが、300万円という金額はけして小さくないと思います。そのため、十分な限度額だという方も多いです。
アコムのおまとめローンは「総量規制」というルールの対象外になっています。
これは「年収の3分の1を超える金額を融資してはいけない」というルールです。おまとめローンはこのルールを適用しなくて良いため、比較的大きな金額でもまとめることができます。
ただし、年収の3分の1を超える金額の返済は大変になることも多いです。
アコムの審査基準について
アコムは審査基準は公開していませんが以下の項目は必ずチェックされると考えて良いと思います。
審査に通りにくい5つのポイント
- 収入が安定していない
- 仕事の勤続年数が短い、引越し・転職したばかり、独身アパート暮らし
- アコム含め他社で滞納などトラブルの履歴がある
- 他社借り入れが4件以上
- 借り入れ金額が年収の3分の1を超えている
これらについて順番に紹介していきます。
正社員は収入が安定しているので有利。派遣・パートも通らない訳ではない
これはご存知の方も多いかもしれませんが、正社員のほうが審査は通過しやすいです。
特におまとめローンの場合金額が大きくなるため、より仕事の安定性が重視されます。派遣やパート・アルバイトの方でも一応申込みできますが、審査に通るかは別の話です。利用できないことも比較的多いです。
転職や引越しも不安定と見なされる
転職や引越しも状況が不安定としてマイナス要素になることが多いです。
転職すると収入が変化しますし、引越しでは大きな費用がかかることが多いです。そのため「返済に充てられるお金が用意できないこともあるのでは」と考えられやすくなり、審査のマイナスになりやすくなります。
目安としては「直近の半年~1年間で転職・引越しがあるとマイナスになりやすい」と考えておくと良いと思います。
アコムや他社で滞納があると、審査はほぼ通過しない
これまでの返済に滞納がある場合、審査はほぼ通過しません。
もともとの返済をきちんと行なえていないと、お金を貸す側のアコムとしてはやはり不安です。
滞納や何らかのトラブルがこれまでにあった場合は、残念ながら審査はほぼ通過しないと思ったほうが良いと思います。
1度や2度の本当にちょっとした忘れからの滞納なら見逃されることはあります。
4件以上のおまとめは審査が通過しにくくなる可能性が高い
おまとめローンは複数の借入れをひとつにまとめることができますが、まとめる金融機関が多すぎると利用しにくくなります。
「なぜ別々のサービスで分けて借りているのか」ということは、お金を貸す側は気になるところだからです。たくさんの業者から借り入れているほど、「何か訳ありなのでは?」と考えられてしまいます。
おまとめでまとめる金融機関は3社以内が基本です。
4~5社のおまとめは金融機関もリスクが高くなると考えています。ただ、中小規模の消費者金融では借入れ件数が多くてもおまとめをする業者もあります。アコムは大手の消費者金融なので、3社が目安と考えておくと良いです。
おまとめする金額はなるべく年収の3分の1に収まっていたほうが通りやすい
上でも紹介しましたが、おまとめする金額はなるべく年収の3分の1に収まっていたほうが良いです。
総量規制のルールでは、年収の3分の1の借入額がひとつのラインとなっています。これを超えると返済に黄色信号が付くようなイメージです。
審査が通らないわけではないですが、「この方には負担が大きい」と判断されると審査が通りにくくなります。
審査時間はどのくらい?
アコムのおまとめローンの審査時間は人それぞれ状況が異なるため、一概にいえないのが実際のところです。
複数の借入れがあっても滞納などのトラブルを起こしておらず、収入も十分ある方は、比較的審査もスムーズに終わります。
アコムの通常のカードローンの審査時間は最短30分で、おまとめローンもスムーズにいけばこれくらいの時間で終わる可能性があります。
この場合、手続き時間などを含めてトータル1時間ほどと考えておくと良いと思います。
より細かな点まで確認が必要な方の場合、当日中や翌営業日に持ち越される可能性もあります。
申込みの流れ
おまとめローンの利用は以下のような流れで進みます。通常のカードローンと基本は同じです。
<申込み>→<審査>→<利用開始>→<アコムが他金融機関に代理返済>
通常のカードローンではインターネットや電話を利用して申込みができますが、おまとめローンは「自動契約機(むじんくん)」の2つの方法でしか申込みができません。
営業時間 | 特徴 | |
---|---|---|
自動契約機(むじんくん) | 9:00~21:00(※年中無休 年末年始を除く) | 営業時間長め。土日祝日でも申込みできる |
自動契約機(むじんくん)はアコムの自動契約機で、営業時間が長く土日祝日も営業しています。
そのため相談の必要がない方は、自動契約機(むじんくん)を利用すると良いと思います。
また、なるべく閉店間際に行くよりも、時間に余裕を持って向かうほうがおすすめです。審査結果が当日に間に合わないということを防げます。
必要書類
アコムのおまとめローンの申込みに必要な書類は「本人確認書類」と「収入証明書類」の2種類です。
通常のカードローンの場合は収入証明書類は必要ない場合が多いですが、おまとめローンでは必須です。
本人確認書類 | ・ 運転免許証 ・ 健康保険証 |
---|---|
収入証明書類 | ・ 源泉徴収票(最新) ・ 確定申告書(最新) ・ 税額通知書・所得(課税)証明書(最新) ・ 給与明細書(直近1ヶ月) |
詳しくは必要書類のページでも解説しているので、参考にしてくださいね。
返済は口座引落とし(口座振替)返済日は毎月6日
おまとめローンの返済が始まると、返済は「口座引落とし」になります。
引き落とし日は毎月6日なので、忘れずに口座に入金しておきましょう。
6日が金融機関の休業日の場合、引き落としは翌営業日です。
おまとめローンを利用すると基本は他社では借りられない
おまとめローンはその名の通り、まとめるためのサービスです。申込みをしたら借入れはできず、あとは返済のみになります。
ここでも例として、プロミス・レイクALSA・アコムの3社の借入れをアコムにまとめたとします。プロミスとレイクALSAは完済したことになりますが、ここで「もう一度プロミスやレイクALSAから借りることができないか」と考える方がいます。
これは、基本はできません。
おまとめローンをアコムで利用すると、その情報が信用情報として残ります。
プロミスやレイクALSAでもこの情報はチェックすることができ、「おまとめローンを利用しているから追加融資はしない」とされるのが基本です。
また、おまとめローンを利用する方の場合、すでに総量規制の上限を超えている場合も多いです。この場合はもちろんプロミスやレイクALSAは融資はできません。
インターネットの口コミでは、「おまとめしたあとでも総量規制の範囲内なら他社から借りることができた」というコメントを見かけることもあります。
ですが、管理人としてはおまとめ後の追加借入れはあまりおすすめしません。
すでにかなりの借入れをしているはずなので、それに加えてさらに借りるのは、返済しきれなくなる可能性が高いと思うためです。
口コミを信じて追加借入れを検討する際は、返済できるかをよく確認することをおすすめします。
まとめ
アコムのおまとめローンは「貸金業法に基づく借り換え専用ローン」というサービスで利用することができます。
アコムに決めたら営業時間を確認して「自動契約機(むじんくん)」で申込みできます。準備として「本人確認書類」と「収入証明書類」が必要です。利用がスタートしたら、返済は毎月6日です。
「とにかくまとめたい」という方にはアコムのおまとめローンは検討するのもおすすめです!
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