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キャッシング会社の審査内容。5種類の審査で行われることは?

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キャッシング会社に申込みをすると、お金を貸して大丈夫な人なのかを判断する「審査」が行われます。

キャッシング会社の審査がどのように行われているかを知ることで、自分が審査に通るかの目安にしたり、審査に通過するためにしてはいけないことが分かったりします。

審査は大きく分けて5種類あり、仮審査・書類審査・属性審査・信用情報審査・在籍確認の5つです。

キャッシング会社はこれらを総合的に考えて、申込みをした人に対してお金を貸して良いかを決定します。

ここでは審査がどのように判断されるのかについて、また、5種類の審査で行われる内容について紹介します。

審査は「お金を貸して良い人か」を判断するために行われる

プロミスやアコムなどのキャッシング会社は、貸したお金を返済してもらうときの「利息」で利益を得ています。

つまり貸したお金を返してもらえないと、こうした会社は成り立たないのです。そのためキャッシング会社は「お金を貸したときに、きちんと返済してくれる人なのか」を審査で確認しています。

「お金を貸して良い人かどうか」は、3つのポイントから見極められています。

  • 返済できる収入があるか
  • 毎月お金を返してくれるかどうか
  • 他社で借金があるのか。どれくらいあるのか

これらについて説明しておきます。

返済できる収入があるか

消費者金融や銀行はお金を貸す人に「安定収入があること」を求めます。安定収入とは「一定額の収入を、継続して得ていること」を指します。

お金を借りると、毎月決まった額を返済することになります。

このときに定期的な収入がないと、返済にあてるお金が用意できない可能性があります。そのためキャッシング会社はお金を借りる人に対して、正社員・パート・アルバイトなどで毎月収入があることを求めます。

キャッシング会社は、公務員や正社員の人を「より収入が安定している」と評価します。

逆に派遣社員・パート・アルバイト・自営業は安定収入と考えてもらえますが、公務員や正社員よりも評価が低いです。

毎月お金を返してくれるかどうか

キャッシング会社が必ず確認しているのが、「これまでのローンやクレジットカードの支払い履歴」です。

人によっては他社での借金やクレジットカードの支払いを、滞納したことがある場合があります。

こうしたお金の支払いに関する情報は「個人信用情報」と呼ばれ、記録が残っています(下で解説)。そして消費者金融や銀行、クレジットカード会社は、この情報を確認することができます。

過去に滞納をしたことがある人は、「お金を貸しても、また滞納するのでは?」と思われてしまいます。そのためキャッシングの審査に通りにくくなります。

このようにしてキャッシング会社は「毎月きちんと返済してくれる人かどうか」を判断しています。

他社で借金があるのか。どれくらいあるのか。

「ひとつのキャッシング会社だけでなく、複数の会社からお金を借りていないか」ということも、キャッシング会社がチェックするポイントです。

「複数の金融機関からお金を借りる人は、お金に困っている可能性が高い」ということが統計的に分かっています。

一時的にお金に困ったくらいなら、1社でお金を借りれば十分であるはず。複数の会社からお金を借りるという人は、「ひとつの会社だけでは必要なお金を借りることができない」「他社の返済のために、ほかの会社から借金をしている」などの場合があります。

こうした人は返済が途中で滞ってしまう可能性が高いため、キャッシング会社は最初からお金を貸してくれません。

キャッシングの業界用語で、複数の会社に申し込む人を「申込みブラック」と呼びます。

1ヶ月以内に3社以上のキャッシング会社に申込みをする人は、申込みブラックになる可能性が高いです。

キャッシング会社で行われる5つの審査

ここまで紹介した「返済できる収入があるか」「毎月返済をしてくれるか」「他社での借金がどれくらあるか」を確認するために、キャッシング会社は5つの審査を行っています。審査は次の5種類です。

  • 仮審査
  • 書類審査
  • 属性審査
  • 信用情報審査
  • 在籍確認

これらについて、詳しく説明します。

仮審査

仮審査はキャッシング会社に申込みをすると、最初に行われる審査です。

例えば、プロミスには、申込み前に審査に通る可能性があるかを確認できる「お借入れ診断」があります。

これらは「簡易審査(かんいしんさ)」と呼ばれるもので、仮審査ではありません。仮審査は「申込み後」に行われます。

キャッシング会社の申込みでは、氏名・住所・会社の年収・勤続年数など、さまざまな個人情報を入力します。仮審査ではこれらの情報を元にして、コンピューターが審査を行います。

仮審査は機械的に行われるため、5分ほどで結果が出ます。仮審査に通過すると、申込みで入力した連絡先にキャッシング会社から電話がかかってきます。

そして仮審査に通過したことが伝えられます。また、この電話は申込みをした人が本人かどうかを確認する「本人確認」も兼ねています。

仮審査はふるいにかけるための審査なので、内容はそれほど厳しくありません。

それでも落ちてしまう場合として、「総量規制に引っかかっている」「借りているキャッシング会社の数や、借りている金額が多い」などがあります。

総量規制は消費者金融が守るべき国の法律です。内容は「年収の1/3を超える金額を融資してはいけない」というもの。

つまり年収300万円の人は、消費者金融からは他社含めて100万円までしか借りることができません。

年収300万円でプロミスやアコムなどから120万円を借りたくても、総量規制のルールから仮審査落ちしてしまいます。

また、上でも説明していますが、1ヶ月に3社以上のキャッシング会社に申し込んだり、すでに2~3社からお金を借りていたりする場合も、仮審査で通らない可能性があります。

仮審査と本人確認を終えると、人によって確認が行われる「本審査」に進みます。

本審査では、書類審査・属性審査・信用情報審査・在籍確認が行われます。

書類審査

キャッシングに申し込むと、「必要書類」を提出する必要があります。

書類審査は申込みをした人が本人で間違いないかや、申込みのときに入力した情報が嘘ではないかを確認するために行われます。

キャッシング会社に申し込む人の中には、「どうしてもお金を借りたい」という気持ちから、嘘の情報を入力する人がいます。

しかし申込みで嘘をついても、すぐにバレてしまいます。

そして逆に、キャッシング会社から「申込みブラック」と判断されてしまいます。そのため申込みでは、正しい情報を入力するようにしましょう。

書類は2種類ある。基本は「本人確認書類」のみ

キャッシングに申し込むときの必要書類はどの会社でも2種類で、「本人確認書類」と「収入証明書類」です。

本人確認書類は「申込みをしたのが本人であることを証明する書類」、収入証明書類は「返済にあてられる収入があることを証明する書類」です。

本人確認書類・収入証明書類の例

本人確認書類 運転免許証・健康保険証・パスポート・住民票・在留カード・外国人登録証明書・特別永住者証明書・住基カード・個人番号カード
収入証明書類 所得証明書・確定申告書・課税証明書・給与明細書・賞与明細書・源泉徴収票・税額決定通知書

キャッシング会社によって、申込みで使える書類は異なります。

消費者金融・銀行カードローンとも、用意するのは基本的に「本人確認書類だけ」でOK。ただし借りたい金額が大きいときは、収入証明書類が必要です。

たとえばプロミスやアコムなどの消費者金融では、50万円を超える額を借りたいとき(もしくは他社含めて借りる額が100万円を超える場合)に収入証明書類が必要です。

属性審査

キャッシング会社に申し込むときには住所、年齢のほかに、「仕事の年収」「勤続年数」「他社で借金があるかどうか」などの情報を入力します。

こうした申込み情報を「属性」と呼びます。属性には以下のようなものがあります。

本人に関する情報 性別・年齢・住所・既婚or独身・子供の有無・年収・同居人の有無・最終学歴
仕事 勤務先・社員数・業種・職種・勤務形態(正社員or派遣orアルバイトなど)・勤続年数・役職
持ち家or賃貸・一戸建てorマンション・居住年数・固定電話の有無・住宅ローン額
他社での借金 会社の数・借金の合計金額・借りたい金額・お金の使い道

キャッシング会社は属性に点数を付けていて、これを「属性スコアリング」と呼びます。総合的な点数が高いほうが、審査に通りやすくなります。

消費者金融や銀行が属性に対してどのように点数を付けているかは、公表されていません。

ただ、「より収入が安定しているほうが、点数が高い」という基準になっています。

たとえばアルバイトや派遣社員よりも、公務員のほうが「安定収入である」と考えられます。また、勤続年数は長いほうが高評価になります。勤続年数1年よりも5年のほうが、より安定しているとみなされます。

属性は変更することができません。公務員のほうが高評価につながると分かっていても、嘘の情報を入力してはいけないのです。嘘の情報を入力しても、すぐにバレます。

そしてバレた時点で、審査に落ちてしまいます。

ただ、ひとつだけ自分の判断で入力できるのが、「借りたい金額(お借り入れ希望額)」です。借りたい金額が大きいほうが、審査は厳しくなります。

ただ、「借りたい金額が、年収の何割にあたるのか」も重要です。

たとえば20万円借りたいときに、年収が300万円あれば審査に通る可能性は高くなります。

借りたい金額に対して、年収に余裕があるためです。ですが20万円を借りたくて、バイトで年収60万円しかなければ、審査は通りにくくなります。年収に対して借りたい額が大きいためです。

目安として、「年収は借りたい金額の5倍以上必要」と考えてください。

つまり「20万円借りたければ、年収は100万円以上あったほうが良い」ことになります。

消費者金融は総量規制のルールから、申込者の年収1/3を超える金額を貸してはいけません。つまり借りたい金額の3倍を超える年収は、必ず必要です。

ただ、20万円借りたければ、年収60万円あれば良いかというと、そういうわけではありません。

総量規制に引っかからないギリギリの年収では、「余裕をもって返済できる」とは見なされないのです。そのため年収は、借りたい額の5倍必要なのです。

ちなみに銀行カードローンは、総量規制の対象外になっています。

つまり「年収の1/3を超える額でも借りることができる」ということです。ですが銀行カードローンは審査が厳しく、消費者金融よりも借りにくい場合が多いです。

そのため総量規制の対象外とはいっても、消費者金融よりも借りる金額が低かったり、借りられなかったりすることが多いです。

銀行カードローンは消費者金融に比べて金利が低いです。さらに銀行は消費者金融よりもイメージが良いため、「銀行から借りたい」と思う人は多いです。

そのため銀行はたくさんの申込み者の中からきちんと返してくれそうな人だけを選んで、審査を通しているのです。

属性スコアリングについては、別記事でも詳しく書いています。参考にしてくださいね。
参考:30秒で審査が終わる理由

信用情報審査

キャッシングに申込みをした人が、過去に滞納したことがないかを確認するのが「信用情報審査」です。

信用情報は、正しくは「個人信用情報」といいます。これは、ひとことでいうと「お金の支払いに関する情報」です。

個人信用情報には、たとえばキャッシングや住宅ローン・自動車ローン・クレジットカード・保険・携帯電話料金(機種代金)の契約をしたタイミングや、いつ支払いをしたのか、という情報などがあります。個人信用情報として記録される情報の例を挙げておきます。

本人を特定する情報 氏名・生年月日・性別・住所・勤務先・勤務先の電話番号・免許証の記録番号
契約 契約日・契約の種類・契約内容・契約金額
返済 返済予定日・返済日・残高・完済日・滞納
取引 解約・債務整理・強制解約・破産申し立て

個人信用情報は、「信用情報機関」と呼ばれる機関によって保管されています。

消費者金融や銀行は、信用情報機関に登録をしています。そして個人信用情報を確認できるようになっています。

属性審査だけでは、申込みをした人が「過去にキャッシングをしたことがあるのか」「滞納をしたことがあるのか」などは分かりません。

過去にたくさん借りたり、滞納をしたりしたことがある人は、これからも同じことをする可能性があります。

そのためキャッシング会社は属性審査と合わせて信用情報審査を行い、「なるべく確実に返済してくれる人に、お金を貸したい」と考えているのです。

個人信用情報でキャッシング会社が注目するポイントは、次の3つです。

  • 過去に滞納していないか。
  • 今、他社でお金を借りているか。
  • 短期間に複数のキャッシング会社に申込みをしていないか。

過去に滞納していると、審査に通る可能性は一気に低くなります。

滞納した経験がある人は、キャッシング会社から「貸してもまた返さないのでは?」と思われてしまうため、審査に通りにくくなるのです。

滞納の記録は、数日などのちょっとした遅れでも残ります

ただ、1度や2度、数日遅れただけなら、それほど審査に影響しないことが多いです。「うっかり忘れた」ということは、誰しもあることだからです。ですが滞納がひんぱんに繰り返されたり、1ヶ月以上などの長期間にわたったりすると、審査に大きく影響します

滞納の記録は5年間残り、その期間はキャッシング会社だけでなく、住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードの申込み審査も通りにくくなります。

また、現在ほかのキャッシング会社で借りている場合や、短期間で複数の会社に申込みをしている場合も、審査に通りにくくなります。

計画的にお金を借りれば、1社だけから借りればこと足りるはずです。

また、短期間で複数の会社から借りるのはキャッシング会社から、「かなりお金に困っているのでは?」「返済できないのでは?」と思われやすいです。

特に気をつけたいのが「同時申込み」です。お金に困っていると、「1社でも審査に通れば良い」という考えから、1日で2社や3社を同時に申し込むことがあります。

ただ、1日で3社以上を同時申込みすると、全て審査に通りません。そして個人信用情報には「申込みブラック」の記録が残ってしまいます。

個人信用情報には、あなたのローンやクレジットカードに関する情報が正確に記録されています。隠すことができないため、必ず1社ずつ申し込むようにしましょう。

また、1ヶ月に3社以上など、早いペースで申込みを続けないように注意が必要です。

個人信用情報については別記事でも詳しく紹介しています。参考にしてくださいね。
キャッシングの審査基準。どのような人が通るかを解説

在籍確認

在籍確認は審査の後半に行われるもので、「会社に本当に在籍しているか」を確認するために行われます。

キャッシング会社に申し込む人の中には、嘘の情報を入力して申し込む人がいます。

働いていない会社の情報を勤務先として入力したり、すでに退職している職場を入力したりする人がいるのです。在籍確認はこうした「実際は会社で働いていない人」への融資を避けるために行われています

在籍確認は、キャッシング会社のスタッフから職場に連絡があります。そして「佐藤と申しますが藤沢さんいらっしゃいますか?」のように電話がかかってきます。

キャッシング会社のスタッフは社名を名乗らず、個人名で職場に電話をかけてきます。

そのため、同僚に借金をしていることがバレることはありません。心配なら「クレジットカードを作ったから、その確認かも」と伝えておけば良いでしょう。

職場に電話がきたときに、自分が「はい、私です」と出れば、それで在籍確認はOKです。

会社の同僚が出た場合でも、キャッシング会社のスタッフが「藤沢ですね。少々お待ちください」や「藤沢はただ今席を外しております」などの言葉を聞くことができればOKです。

逆に「藤沢という者は弊社にいません」のような返答の場合、在籍確認が通りませんので要注意。

ちなみに、どうしても電話での在籍確認が心配・・・という方は、プロミスであれば、申込み完了後に相談をすることができます。

申し込み後に届くメールにお問い合わせ電話番号が書かれてしますので、そちらに電話をかけてみることをオススメしますよ!

審査で通るか不安なら、銀行カードローンより消費者金融を選ぶべき

2015~2016年の主な消費者金融・銀行カードローンの「審査通過率」は以下の表のようになっています。

キャッシング会社 審査通過率
アイフル 46.1%
プロミス 43.1%
レイクALSA 33%

レイクALSAは銀行カードローンの中でも審査通過率が高いサービスです。

レイクALSAは今は新生銀行グループの傘下ですが、もともとは消費者金融でした。そのため、審査の通りやすい銀行カードローンといえます。

ただ、それでもレイクALSAの審査通過率は「33%」。消費者金融と比べると、10%ほど低いです。

そのため「審査が通るか不安」という場合には、消費者金融を選ぶことをオススメします。

特にプロミスは全てインターネットだけで手続きできる「WEB完結」があります。
そのため、家族バレもしたくない場合にオススメ。

アイフルにはWEB完結がありませんが、プロミスより若干審査通過率が良いです。

同僚バレせずに、なるべく審査に通りやすいサービスが良いならアイフルもオススメです。

まとめ

ここでは、キャッシング会社で行われる審査の内容について紹介してきました。

消費者金融・銀行を含めてさまざまなキャッシング会社がある中で、アコムは審査通過率が「約50%」と一番高いです。また、審査で行われる在籍確認で同僚バレが不安なら、「プロミス」「アイフル」がオススメ。

在籍確認を書類でしてもらうことができて、同僚にバレる心配がありません。

さらにプロミスなら「WEB完結」というネットだけで手続きを行えるサービスがあるため、家族にバレる心配もありません。審査の内容をふまえて、自分に合ったキャッシング会社を選んでくださいね。

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